血の紅きを見て安心すSilly Go Round
――FictionJunctionYUUKAの曲を聴きながら俺は上を向いて血が止まるのを待った。
アルバムの片隅恥ずかしげに鼻に紙を詰めた少年ひとり
――まったく昔から俺の鼻血癖は変わっていない。
君と僕と過ごしたいつかの蝉時雨
――そういえば最近久しぶりに小学校時代の親友に会った。わざわざ彼に会いに彼の大学の正門前で待ち伏せた。
申し訳なさげに言うなフェイトが好きだと
――ここ数日のことを鼻血とともに自分の思考が流し続けた。
遠い目をすれば眩しく今日は真夏日